2010年01月25日

実験用ラット

 免疫不全の実験用ラットの作製に、京都大学大学院医学研究科付属

動物実験施設の研究チームが世界で初めて成功した。26日付(日本

時間)の米科学誌「プロスワン」(電子版)に掲載される。免疫不全

ラットは、これまで一般的に実験用動物として使われていた免疫不全

マウスより体が10倍以上大きいことから、実験の効率が大幅にあが

ると期待されている。ヒトのがん細胞を体内で素早く増殖させて、が

んの新薬の効果を簡単に検証したり、免疫がなく体内に入る物質を拒

絶しないことからiPS細胞を注入して効果的に培養するなどの研究

に活用できそうだという。新たな研究結果を期待したいです。  


Posted by fatboy at 11:05研究

2010年01月16日

テクノロジーの進歩

 英百貨店デベンハムズが実施した調査によると、テクノロジーの進歩

により、女性が持つハンドバッグの重量が大幅に軽くなっていることが

分かった。同社は女性7000人を対象に、ハンドバッグの中身とそれ

ぞれの重さを調査。それによると、女性が持つハンドバッグの平均重量

は1.5キロで、2年前に比べて57%軽くなった。米アップル<AAPL.

O>の「iPhone(アイフォーン)」や加リサーチ・イン・モーショ

ン(RIM)<RIM.TO>の「ブラックベリー」など軽量かつ多機能な携

帯端末が登場し、従来の重いラップトップ型パソコンのほか、携帯電話

や音楽プレーヤー、メモ帳などを別々に持たなくなったことが背景にあ

るとみられる。デベンハムズのハンドバッグ担当は「働く女性にのしか

かっていた重みがようやく減っている。すべてはテクノロジーのおかげ」

と語っている。今はなんでもコンパクトになってますからね。  


Posted by fatboy at 14:01研究

2010年01月11日

“逆転現象”

 北海道ではこの冬、通常雪が少ない太平洋側で平年より雪が多く、

雪の多く降る日本海側で平年より少ないという“逆転現象”が起きて

いる。日本気象協会によると、西高東低の冬型の気圧配置が長続きし

ないことが原因で、この傾向は1月いっぱいは続きそうだ。降雪量が

すでに平年の2倍以上となっている釧路や帯広市では除雪費が底をつ

いており、市の担当者は頭を抱えている。釧路市の毎年の除雪費は釧

路、阿寒、音別地区で総額3億5000万円~4億円程度。毎年1月

下旬ごろ以降に追加補正をして乗り切ってきた。今年度も3億400

0万円を当初予算として計上したが、6日の大雪で釧路と音別地区の

予算を使い切り、さらに不足額も生じたため約1億8000万円の追

加補正を決めた。これも、地球温暖化のせいですかね?  


Posted by fatboy at 10:51地域

2010年01月05日

「スーパー地球」

 地球からへびつかい座の方向へ約40光年離れた恒星に、地球の2.7倍

の大きさで、大半が水(H2O)の氷で構成され、分厚い大気に覆われてい

るとみられる惑星があることが分かった。米ハーバード・スミソニアン

天体物理学センターなどの欧米研究チームが、3日までに英科学誌ネイチ

ャーに発表した。この惑星「GJ1214b」は、表面の温度が200度前後で、

大気圧が非常に大きいため、生命の存在は考えにくい。しかし、太陽系

外にある質量が地球と大差ない惑星「スーパー地球」で、大気があると

推定される星が見つかったのは初めてという。いっかくじゅう座の方向

へ約500光年離れた恒星では、大きさが地球の1.7倍(質量は4.8倍)と、

スーパー地球で最も小さく、主に岩石から成る惑星「コロー7b」が見つか

っている。地表温度は最高約1700度と、この星も生命は存在しないとみら

れるが、今後、太陽系外でより地球に近い惑星の発見が期待される。宇宙

はまだまだ未知の世界ですね。  


Posted by fatboy at 12:07サイエンス